初めて水槽をセットしたときは、亜硝酸濃度をチェックしたほうがよい。
餌を上げ始めるとフンなどが分解されてアンモニアが発生するようになるが、においがするからすぐ気づくと思う。だいたい1週間くらいで亜硝酸バクテリアが繁殖して、アンモニアを亜硝酸へ変えてくれる。
この段階でアンモニアのにおいがしなくなる。水もすごく透明できれいになるから、有害な亜硝酸が溜っていることに気づきにくい。餌のあげすぎで死なしてしまうのは、この時が一番危ない。そこで亜硝酸試薬の出番。いまどれぐらい亜硝酸があるかわかれば、餌を減らしたり、水換えしたりの判断ができる。
実際測定してみると、すぐ真っ赤になってしまうのだが、うちの金魚たちはその程度ではなんともないらしい。そこでスポイトで水槽水を2滴、水道水を8滴 (つまり5倍に薄める)を試験管にとり試薬を1滴ずつたらすという測定方法で真っ赤になったら水換えするようにした。といっても毎日換えていたらバクテリ アが増える間がないので、3日に1回程度ですむように餌の量をコントロールした。餌は浮上性(粒の大きさは1mmくらい)の物を1日1回数粒程度。あまり 少ないとやせちゃうような気がするが、多くても亜硝酸の中毒症状(鼻上げ-水面に顔を出して口パクパク-や、えらがやられる)を起こすので、少ない方がま しだ。
そんなことを続けているとだんだん水換えの間隔が開いてくる。そうなれば餌の量を徐々に増やして大丈夫。一安心だ。うちの場合は以後2回くらい水換えした だろうか。亜硝酸濃度が増えなくなって水換えしなくてよくなったので、もう減るかと思ったが4日ぐらい膠着状態が続き、やっと減少に転じた。2日くらいで 完全に亜硝酸が消えた。
亜硝酸が消えたとたん、それまで不気味なくらい水や水槽内がきれいだったのが、キスゴムとかヒータのゴム部分に褐色の点々が現れるようになった。バクテリ アのコロニーとかいうらしいが、ようするに浄化バクテリアが繁殖した証なので、汚れと間違って掃除などしちゃいけない。底砂のなかにも、もやっとした泥み たいな物がたまってくるが、これも洗う必要ない。底砂の中に入りきれなくなって水槽内を浮遊するようになったら、掃除すればいいらしい。しかしそれじゃあ んまりすることがなくてつまらないので、プロホースでほんのちょっと底砂を掃除したりしている。(夢中になって取りすぎてしまい、水槽に戻したりした。)
今はもう放置するのにも慣れたけど、金魚たちがときどき底砂を突き回してクレーターを作るので、その度に平らに均したりけっこう楽しませてくれる。
菜箸を使って水槽内をいじったりしているが、これもなかなか便利だよ。

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